鬼火堂夜話拾遺

あやかしを聚めて愉し黄昏時

口上

嫌いなもののことを語る言葉はいくらでも出てくるのに、好きなもののことになると、途端に説明することができなくなってくる。なんで嫌いなのかは明確に言うことができても、なんで好きなのかは「つい、なんとなく」となってしまう。
世の中の、面白いエッセイや日記を書く人の文章を見るに、共通するのは好きなもののことやそれに対する自分の気持ちを、勿体ぶらずに好きなだけ表現しているように思う。直接的であれ間接的であれ、文体から「愛」が滲み出してくるのが上手な文章だと思う。

 

このブログは、この「つい、なんとなく」を思う存分に表現するための場としていきたい。